蜂蜜と薬

●強力な殺菌効果がある蜂蜜

蜂蜜の賞味期限は2年以上あります。加工された保存食でもないのにです(^^)

たまに白く固まっていることがありますが、成分が結晶化しているだけで、傷んでいるわけではありません。

ラベルの賞味期限を過ぎても風味が落ちる程度で、5年以上経ってもほとんど悪くならないのが蜂蜜です。

蜂蜜には強力な殺菌作用があり、殺菌力の強さには2つ秘密があります。

1つ目は、高濃度の糖分が細菌内部の水分を減少させ、繁殖を抑える力を持っていること。

2つ目は、成分として含まれるグルコン酸に殺菌消毒作用があることです。

ちなみにグルコン酸は、医療現場で傷口の消毒、医療用具の消毒にも使われている物質です。


●擦り傷や火傷の治療に効果的な蜂蜜

天然の薬である蜂蜜は、傷の治りを早め、傷跡が残りにくくさせる作用があります。

火傷に塗れば、あまり水ぶくれにならずにすみます。

天然の薬であるハチミツの効果は見直されてきており、医療分野でも、火傷の治療など多くの場面で再び活用されています。

あくまで軽い傷の場合での治療法ですが、応急手当として蜂蜜を塗ってみてはどうでしょう。


●口内炎の治療に効果的な蜂蜜

口内炎の治療には、口の中を清潔に保つことが大切です。

蜂蜜には強力な殺菌効果があるので、蜂蜜を口内炎の上に塗ると効果的なのです。

蜂蜜を溶かした蜂蜜水で、うがいをするのもいいでしょう。

口内炎の原因にはビタミンB1、B2の不足があげられます。

蜂蜜はビタミンB1、B2を豊富に含んでいるので、食べても口内炎の治療に役立つのです。


●二日酔いの予防と解消に効果的な蜂蜜

蜂蜜に含まれる果糖は、肝臓内のアルコール分解を助け、血中のアルコール濃度を下げる働きを持っています。

さらにハチミツに含まれるコリンやパントテン酸には肝臓を強化する作用があるのです。

ですから、二日酔いの防止や解消にとても効果的なのです。


●ノドの調子に効果的な蜂蜜

蜂蜜を溶かした蜂蜜水はうがい薬としても効果的です。

蜂蜜に含まれているグルコン酸にはお茶のカテキンと同様に、殺菌作用があります。

ノドの調子が悪い、咳が出る、風邪っぽいというときは、蜂蜜水でうがいしてみましょう。


●不眠症に効果的な蜂蜜

眠りたいのに眠れない・・・そんなときは蜂蜜入りのホットミルクを飲んでみましょう。

現代人の不眠症の原因はストレスだと言われています。

ストレスを緩和し、心の興奮を鎮めてくれるのがセロトニンという物質なのですが、セロトニンは身体の中で作られます。

このセロトニンの分泌を増やせば、ストレスを抑えぐっすり眠れるようになるというわけです。

セロトニンの原料となるのは「トリプトファン」という必須アミノ酸です。

この原料「トリプトファン」がたっぷり含まれているのが牛乳なのです。

そして、蜂蜜に含まれる「ブドウ糖」は牛乳の「トリプトファン」を身体に吸収されるのを助ける効果があります。

蜂蜜と牛乳で、ストレス解消そして安眠効果・・・言うことなしですね(^^)


●便秘に効果的な蜂蜜

便秘になると、腸に溜まった食べ物のカスが腐って、嫌な臭いのする有害物質が生じます。

これによって、おならがひんぱんに出るようになる上、臭いが強烈になります。

これらの有害物質には、発ガン性のある物質もありますし、神経に害を及ぼす成分もあり、頭痛・肩こり・腰痛を起こし、 老化を進めたり、成人病を引き起こす原因にもなります。

さらに体の表面では、肌荒れや吹き出物ができやすくなるという、女性にとっては深刻な被害をもたらします。

そこで登場する助っ人がハチミツです。

普段からハチミツを食べていれば、腸内環境が整えられ、便秘の解消と予防に効果的です。


●下痢の解消や防止に効果的な蜂蜜

腸の中の善玉菌が少なくなって、悪玉菌に負けてしまうと、腸の働きが悪くなって、便秘や下痢といった症状が出てしまいます。

善玉菌の代表格がビフィズス菌と呼ばれる細菌なのですが、ビフィズス菌は乳酸菌の中のひとつで、アミンやアンモニアなどの 有害物質の発生を抑える働きがあります。

蜂蜜にはこのビフィズス菌を増やす作用があります。

ヨーグルに蜂蜜を混ぜて食べるとヨーグルと中のビフィズス菌との相乗効果でさらに効果が倍増します。


●動脈硬化を防ぐ蜂蜜

動脈硬化とは血の通り道である血管の層が厚くなったり、硬くなったりして血が流れにくくなった状態のことです。

ふとしたことで血管が詰まって、そこから先に血が流れなくなり、これが心臓や脳などの重要な器官で起こると、 心筋梗塞や脳血管障害を引き起こし死亡してしまうことさえあります。

この動脈硬化を防いでくれる働きが蜂蜜にはあります。

蜂蜜に含まれるコリンは、血管を拡張させて血圧を下げる働きと、血管壁の悪玉コレステロールの沈着を防いでくれる働きがあります。

同じく、蜂蜜に含まれるカリウムは、塩分を摂りすぎて高くなったナトリウムのバランスを整えてくれます。

ナトリウムを摂りすぎると血液量が増え、血圧を上昇させてしまうのです。

これを事前に制御してくれるのがカリウムです。その結果、塩分の摂りすぎによる高血圧の予防につながります。

このコリンとカリウムの効果で、蜂蜜は動脈硬化を防いでくれるというわけです。


●疲労回復に効果的な蜂蜜

ハチミツは吸収が早く、すぐにエネルギーになってくれるという特徴があります。

ハチミツに含まれる糖分、ブドウ糖と果糖は、それ以上、分解する必要がないので短時間で身体に吸収されるのです。

スポーツをした後は、疲れた体を回復させる為に、いち早く運動によって消耗されたエネルギー、 水分、たんぱく質、ミネラル、ビタミン、カルシウムなどを摂取することが基本となっています。

スポーツの後に、蜂蜜入りのドリンクや蜂蜜漬けのレモンなどを摂取するのは、疲労回復に効果的だったというわけです。


※1歳未満の乳幼児には蜂蜜を食べさせないでください。
一般的には蜂蜜は、ボツリヌス菌の芽胞が混入している危険があるといわれ、 厚労省では1歳未満の乳児にハチミツを食べさせないようにと指導しています。
ボツリヌス菌の芽胞は土壌や空気中などに広く分布しており、酸性に保たれている大人の消化器官の中では発芽しませんが、 消化器官の発育や抵抗力が弱い新生児では発芽し、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。